放課後の進路相談での出来事
放課後、進路相談室に呼ばれた。
向かいに座るなり、先生は唐突に尋ねた。
「藤村、N大志望だったよな?」
私は黙って下を向いてしまった。
「今の成績だと、正直・・・、難しいんだよな。。」
突然、涙があふれてきた。
「おい、藤村、泣くな。」
先生は立ち上がると私の隣に座った。
遠くでチャイムの音がした。
進路相談室は別棟で静かだ。
「どうしてN大なんだ?」
先生はメガネをはずすと眉間をさすった。
私は先生のメガネをはずした顔が好きだった。
ふとすべてを話したくなった。
「N市にお兄ちゃんがいるんです。」
「え?」
「お兄ちゃんのそばに行きたいんです。」
私はお兄ちゃんとのこと、全てを、嗚咽とともに話し始めた・・・。
向かいに座るなり、先生は唐突に尋ねた。
「藤村、N大志望だったよな?」
私は黙って下を向いてしまった。
「今の成績だと、正直・・・、難しいんだよな。。」
突然、涙があふれてきた。
「おい、藤村、泣くな。」
先生は立ち上がると私の隣に座った。
遠くでチャイムの音がした。
進路相談室は別棟で静かだ。
「どうしてN大なんだ?」
先生はメガネをはずすと眉間をさすった。
私は先生のメガネをはずした顔が好きだった。
ふとすべてを話したくなった。
「N市にお兄ちゃんがいるんです。」
「え?」
「お兄ちゃんのそばに行きたいんです。」
私はお兄ちゃんとのこと、全てを、嗚咽とともに話し始めた・・・。