離婚したばかりの人妻と・・・
いつも気軽に話しかけてくれる。
料理の話や日常会話とか、行く度に話をしていた。
昨日、ティーパックの紅茶とマヨネーズなんかを買っていると、優しい声で「こんにちは!今日は、何かってくの?」
喋り方がおっとりしてて、直ぐに容子さんだと気づく。
「あははっ、どうも。今日はね、紅茶とマヨネーズがおわっちゃってね」
すると容子さんがエプロンのポケットから紙切れを一枚とりだして、
私に「はいっ!!良かったら使って」
サービスポイント付きレシートだった。しかも、500円相当。
「いやいや、悪いよ、悪いって」
私はそういって容子さんが差し出した手ごと押し返した。
とてもきめ細かい柔らかくて細い腕…
二人でちょっと固まってしまって…
顔を見合せ…お互いに
「あ…ごめんなさい…」
すると容子さんがクスッて笑いだして
「じゃ、今度、何かご馳走してもらおっかなぁ」って。
その時の容子さんの笑顔にやられました。
慌てて、私は「じ、じゃあ、今日!今日は?」
容子さんは笑顔を崩さずに「あははっ流石に今日はね。明日、明日時間ありますか?」
「もちろんです!!明日大丈夫!!明日いいんですか?」
容子さんは大きく首を縦に振って、元気よく「うん!あした。メアド、貰える?」
そういって容子さんは棚を直しながら、メモとペンを出してきた。
メアドを渡し、帰宅した。
夜、23時すぎ。
「こんばんわ。少し迷いましたが、メールしてみました。」
とメールがあって
「こんばんわ!やったー!容子さんだよね!!メールありがとう」
そして、メールで何回かやり取りをして、今日。
ランチを少し離れたファミレスで。って事になり、待ち合わせ場所に。
いつもスーパーの制服しか見てなかったのでワンピースで現れ、バッチリメイクの容子さんを発見した時は、ドキドキしました。
綺麗でした。
私の車で隣町まで軽くドライブとなり、色んな話で盛り上がりました。
ランチは、ちょっと奮発してイタリアンの一人3500円のコースを。
ゆっくりとお話ししながら一時間20分もかけて食べました。
容子さんには、ワインで私は運転もあるから紅茶でした。
容子さん。
実は先月に離婚されていて、パート仲間はみんな「〇〇いくんだー」とか、若い子のデート話で、ちょっと寂しかったと話してくれました。
それと、実は私がくるのを少し心待ちにしてくれていた事なども話してくれました。
私も、容子さん目当てもあって、買い物にきていた事を打ち明けました。
だけど旦那さんがいる事をしっていたので、こちらからは敢えて誘ったりはしていませんでした。
ランチを追えて、容子さんが「まだ、時間大丈夫?行きたい所があるんだけど…いい?」
私は、まだ少し容子さんと過ごせるならばと喜んで、了解しました。
大型店のスーパーに入り、洋服をみたり、宝石や時計を見て回りました。
エスカレーターに二人ならんで乗ると容子さんから、そっと手を繋がれ、私がびっくりして容子さんの顔を覗きこむと
「…ごめん。嫌だった?」照れてました。
「全然!!嫌なもんか。うれしい」
それから、二人で若い子にまじりゲームコーナーにいってプリクラとったり、並んでレースゲームしました。
これはもう、おデートです♪
私も容子さんもよく笑いました。
女性と久々に笑いあい、とても楽しかった。
それだけで充分でした。
外にでるとまだ、日が高い。
脳震盪を起こすような熱気。
車のエアコンもなかなか効いてこない。
車に乗ると容子さんは、黙りこんでしまった。
気になって「どうしたの?なんかしちゃった?ごめんね」心当たりがない分、心配になってしまった。
すると容子さんが、思いもよらない事を返してきた。
「ううん。楽しすぎたから…ごめんなさい。帰るのがもったいなくて。こんなに長い時間付き合わせちゃって…」
内心、わるい事をしたのではないかとドキドキしたのだが。
「私も同じです。本当にたのしかったぁー。それに、こんなに容子さんが身近に感じられて幸せなんだぁ」素直な気持ちでした。
今度は私から、容子さんの手をそっと握りました。
容子さんは両手で応えてくれました。
私たちの住む町に帰ってきてしまった。
もう、お別れの時。
次はあるのかわからない。
段々、そうした空気が2人をおしつつんでいました。
沈黙のなか、2人の結ばれている手は、いつしか熱くなっていました。
突然、容子さんが
「私じゃ、嫌ですか?…」
「きゅ、急にどうしたの?キライなわけがあるもんか?本当を言えば、今日は、容子さんを帰したくないんだ。どこか、連れ去ってしまいたいんだ。」
本心だった。
「…らって。このまま…」
うまく聞き取れていなかったが、充分、伝わった。
赤信号で車がとまり、容子さんの腕ごと引き寄せて、抱き締めて「好きになっちゃったから…だから、帰したくない。このまま…」
青になる寸前で容子さんは、私の胸の中で小さく「うん」と答えた。
まるで付き合い始めた若い2人のようでした。
一目散にホテルに入り、お互いに笑い合う瞬間を得るまでに二回、繋がり果てました。
2人でシャワーをでると20時。
容子さんは「ヤバー!!時間!」
慌ててホテルをでた時、二人で顔を見合せ「ぶっ!!っあは!!」
容子さんが携帯をとりだし「あ、お母さん?わたし。うん。うん。えっ!あっそう。うんうん。わかったぁ♪じゃあ、泊まってくけど?うん。あ、明日かえったらやっとくわ。うん。じゃ、お願いね!!やったー!おとまりぃ♪」
なんと!容子さん。家にお泊まりです♪
流石に怒涛の二回戦は効いたらしく、容子さんの寝顔ながめて幸せです。
起きたら、正式に「彼女になってくれ」と申し込みます。
いやぁ~マジで、かわいい寝顔だなぁ♪
じゃ、そう言う事で!!