社長夫人
そんな中、ホテルニューオー〇〇の社長の自宅の担当になった私が行くと、社長はいつも不在で、社長夫人ばかりがいて、本当行く度に横柄な態度を取るんです。
ピンポーンと鳴らしただけで、「ナニ!」って感じで、けんか腰・・・縮み上がっちゃいます。
嫌だなーと思っても行かないと仕事になりませんから・・・。
だから夫人が不在だとホッとしたり・・・。
ある日、見回りをした私の身なりが、汚いと掃除をさせられました。
「汗ぐらいかくっちゅーの。」と言いたいのをこらえ、目の前で鬼のような形相で見られていると、涙が出そうになりました。
「あなた、悔しいでしょう。でもね、このぐらいきれいにしないと大きなホテルは成り立たないのよ。」
「ハイ、申し訳ありません。以後気をつけます。」
何度も会うと、少しずつだがキツさは取れてきて、少しホッとしたときにある出来事が起こりました。
ある日、いつものように社長宅に行くと、「こっちに来なさい・・・」と寝室の方から声がした。
「どうなさいました?」寝室に入ると、高級なネグリジェを着た夫人がベットにひじをついて横たわっている。
「すみません。どうしました、奥様・・・入れません。言いつけなら外で聞きます。」
「いいのよ!入りなさい!!何も言わず服を脱ぐのよ。」
「何おっしゃいますか・・・」
言葉が出てこない。
「恥をかかす気・・・会社クビになりたいの!早く言われる通りにしなさい!!」
私は警棒、ベルト、制服を脱ぎ始めた。パンツひとつになった。
「私が相手じゃイヤ?」
「イヤとか・・・そういう事じゃなくて・・・こんな事って・・・いけませんよね・・・」
「契約者の私がいいと言っているから、すべてなのよ。この世の中は力よ・・・」
「そう言われれば従いますけど・・・私を汚いとおっしゃいましたよね・・・」
皮肉を返す。
「あれは口実・・・裏返し・・・。あなた、はじめてみた時から・・・すてき・・・私の好みなの」
夫人の目が潤んでいた。何か悩みを抱えているのか・・・。
「あなた鍛えているの?いい体ね。」
「柔道やってまして・・・」
「耳、カリフラワーだね。こっち来て・・・触らせて・・・」
社長夫人の手が私の体を触り始めた。夫人は年は、40代半ばで、見た目上品、気品にあふれ、会った時にキレイだが、キツいイメージがあったが、美人だけに一層近寄りがたい雰囲気があった。
ネグリジェの下の体は顔同様整っており、文句なし。
肌、スタイル共、エステで磨いているのは素人目でも判る。
そんな人相手にしていいだろうか。
私は、男、動物以外は経験があり、ある程度は満足させる自信はあるが・・・。
夫人の長い指が私の割れた腹筋を、いったりきたりしている。
「本当に・・・すてき・・・私のダンナ・・・あれだもの」
壁に社長の写真が大きく飾っている。でっぷりと太っていて、貫禄がある。20歳以上年上だ。
「そういえば、社長、まだお目にかかった事ありませんね。」
「ここには、最近まず来ないわ。私とも形式上夫婦ってだけ・・・女何人かの所回っているんじゃない?部屋いっぱいあるから・・・」
切ない表情にドキリとする。
「そうですか・・・さみしい宿命みたいなものですね。私なんかでよければ相手をさせて頂きます。何でも言って下さい。」
「ありがとう、ごめんね。あなたにきつく当たったりして・・・」
私達は抱き合い、ベットの上でもつれ合った。今は1人の男と女だった。
キスをする。唾まみれになりながら、夫人は涙を流しながら私の舌、唇を吸った。堪らなく抱き寄せて、顔中にキスをする。
「あなた・・・上手・・・セキュリティーなのに・・・ジゴロみたい・・・」
「私は、酒のみ、女、車、ギャンブルくらいしか楽しみがないつまらない男ですよ」
「すてき・・・そういう生き方・・・私なんか自由と富手に入れてるようで檻の中にいるみたい・・・」
「そうですか・・・じゃあ奥様さえ良かったら、どこか連れてってあげますよ・・・」
「えっ、本当?本当に?」
パッと明るくなった。夫人、かわいらしい。
私と夫人はベットで3時間もの間楽しみあった。広い家なので、大声で喘いだ。
立場の違いはあるものの、挿入してしまえば関係ない。男が貫き、女が合わせる。
夫人のマ〇コに夢中になった。
「こんなにすごいセックス、久しく忘れていたわ・・・あなたは体だけでなく、心も立派な方。これからもよろしくお願いします。」夫人は手をついた。
「やめてください。ただ私は奥様が元気になられればと・・・」
約束通り、私は夫人を競艇に連れて行った。
「普通の格好がいいです。ジーンズはかれます?」
「あるわよ。上はシンプルに白いブラウスなんかで?」
「いいですね。競艇場なんかいい格好で来ると、絶対浮いちゃって、変な目で見られますよ。」
夫人はギャンブルはモチロン初めてで、お嬢様学校で海外留学という別世界にいるため、何もかも新鮮だったようで、目をキラキラさせてた。
「この煮物・・・おいしい!!」
「コレは、名物のモツの煮込みですよ。たれを継ぎ足して、朝から夕までずーっと煮込んでいるからおいしいんですよ。」
「持ち帰れるかしら、10人前、よろしくね。」
レース場を後にして、第三京浜をベンツでなく、私のgtrで突っ走る。
「すごい迫力ね。音が官能的。さっきの競艇もそうだけど、私の知らないことも魅力が一杯ね。いい勉強になったわね。」
「まだですよ、いきますか、ラブホテル。最上級のホテルのオーナーでもある奥様も下のやるためだけのホテルも見ておくべきです。」
「あっ、コレはすごいな。映画で見ただけで汚らしいと思っただけだけど、楽しませるエンタテイメント感じるわね。うーん、プールに滑り台まで・・・」絶句していた。
夫人が以前より明るくなられた。魅力が増してくると、当然、社長の女遊びが減り、夫人の所に帰ってこられたという。
私は、しばらくして、退社の挨拶で社長宅に行くと、夫人が最近買ったという、スポーツカーを楽しそうに洗車していた。
夫人はもう大丈夫だ。
私は顔を出さず、このまま立ち去ることにした。一通の手紙をポストに入れて。
「奥様、車すてきですね。この車はパワーがすごいので、気をつけてください。お世話になりました。私にも夢があり、この仕事を辞してチャレンジしてみたいと思います。少しの間ですけれど奥様とのデート楽しかったです。とても素敵でしたよ。ではまた。」
社長夫人とは、もちろんその後関係はなかったが、強がっていても、寝室やベットの上で乱れながらも、小さく泣いていたのを思い出します。