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H無しの浮気

32歳の専業主婦です。
セックスレスの旦那が爆酔してる間に夜な夜なココの掲示板を読んでいます。

いろんな告白を読んでいるうちに私の性格も変わってしまったのでしょうか、この間ありえない行動をとってしまいました。

うちのマンションの11階に住んでいる妻帯者のKさんとはゴミ出しのときによくお会いします。
重そうにゴミ袋を引きずっていると優しいKさんは、出勤途中にもかかわらず手伝ってくれます。


そんな厚意をあてにして先日もKさんが出かける時間を見計らってエレベーターに乗りました。
すると案の定Kさんが乗り込んできて新聞紙の束を運んでくださいました。

いつもはスーツ姿のKさんが、この日に限って普段着だったので「お休みですか」と聞いてみると「うちの職場は残業手当の代わりに代休、取らされるんです」と恥ずかしそうに話していました。

それを皮切りにして、ゴミ置き場までの行き帰りに初めて会話らしい会話を交わしました。
公務員のKさんよりも奥さんの方がお給料が高いこと。
家事は分担していて、週に2回はご主人が夕飯の準備をしていること。
朝ご飯は各自が外で済ましていること。

「それでご出勤が早いんですか?」
「そうなんです」
「でも、今日はお休みの日でしょ?」

すると意外な返事が返ってきました。
「奥さんが、また困ってるかなと思って…」
私、すごく嬉しかったのと驚いたのとで何も答えられませんでした。

そんな空気を読んだKさんは、恥ずかしさ紛れの陽気な口調で「豪華な朝飯でも食ってきます」と言って立ち去ろうとしました。

「あの」そのときの私は、自分でも信じられないことを口にしていました。
「よかったら、うちで召し上がりませんか?朝ご飯」

鮭の切り身とお新香に味噌汁だけの朝ご飯をKさんは美味しい美味しいと食べてくれました。
しかも、食べ終わった食器を一緒に洗ってくれたのです。

ぴったり体を寄せ合って洗い物をしているうちに、泡だらけの手が重なり、クチュクチュと音を立てて指が絡まりました。

そして、とうとう唇を重ねてしまったのです。
Kさんのキスは、彼の人柄以上にエッチでした。

身体が疼くのを感じながら私も舌を絡めていました。
濃厚なキスが終わって私がうつむいていると、彼はしきりに謝って部屋を飛び出しました。

あのときの私は、最後までいくことを期待していたのかもしれません。
また普段着のKさんとお会いしたら、今度はどうなるか私にも分かりません。
地味な告白でごめんなさい。

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THEME:エロ体験談・告白・官能小説 | GENRE:アダルト | TAGS:

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