優柔不断な3股男の末路
そのカップルはクラスで人気No1男子と人気No2女子だったんだが、そこに人気No2男子が横恋慕してきて男子二人は冷戦状態だった。
そしてある日、彼氏以外の男子では1番仲良しだった俺の所に彼女が相談というかグチこぼしに来た時に
「俺も前はお前の事チョット好きだった(実はいまでもすごく)」とか、
彼女も「私も和弘の事いいと思った事あるよ」
なんて話をしていたら妙な雰囲気になって、その場でSEXしてしまった。
しかしだからと言って俺が二人から奪ってその彼女と付き合う勇気も無く、その時はその1回だけで卒業を迎えて引越しした俺は彼女とは縁が切れてしまった。
しかしこの話はまだ続く・・・
その後、地元大学を卒業し東京の企業に就職した俺は24歳の夏、二度目の引越しをした実家に初めて帰省した。
短大を卒業して前年就職した妹と仕事の話をしていたら「うちの会社にお兄ちゃんの同級生らしい人がいるよ」と言う、
「え!なんて奴?」と聞いたらなんと件の彼女!
しかも今はうちの近くで一人暮らししてるという。
俺「それおもいっきり同級生だよ、うちにも2、3回来た事あるよ」
妹「え!私、裕美さん先輩で1番仲いいんだよ、今から呼ぶ?」
俺「う-ん・・・どうしようかな(微妙に気まずい)」
結局その時、妹が電話で彼女を呼んで気まずいどころか大盛上りでその後正月休みに帰省して会った時、遠距離恋愛しようという事になった。
それからしばらく付き合っていてもしかしたらこのまま結婚かなとも思ったが、
俺が26歳の時、1番お気に入り後輩女子が同じく後輩の彼氏とうまくいってないらしく、まだ別れてはいないが俺になびくそぶりを見せてきた。
そしてタイミングがいいのか悪いのか異動で元々俺と同じ課だった後輩彼氏が別の課に、
別の課だった彼女が同じ課になった。
しかしだからといって俺が彼女を奪う勇気はまたしても無かった。
そんな膠着状態が一ヶ月ほど続いた後、退社する先輩の送別会に俺も彼氏も彼女も参加した。
ほとんど全員参加した二次会の後、
彼は彼女を置き去りにして何人かと一緒にラーメン食いに行くと電車に乗って行ってしまった。
彼女が俺の所に来て「和さん今日、何で来たの」
俺「チャリ」
彼女「え?チャリ」
俺「何?送れってかい?その前にお前等どうなってんの?」
彼女「もうずっと口もきいてない」
俺「そういうのは、ちゃんとはっきりさせた方がいいんじゃないの?」
彼女「・・・」
俺「まぁ今日のところは送ってやるよ、チャリでw」
俺「その前に俺もラーメン食う」
彼氏達とは別のすぐ近くのラーメン屋に行った
ラーメンを食い終わった俺達はチャリ2ケツで彼女宅に向かった、
地理的位置関係を説明するとラーメン屋からチャリ10分弱で俺のアパート
更に5分くらいで会社、更に30分程度で彼女宅となる、
そして俺のアパートまであと数十メートルの所で、なんとラーメンを食い終わり車を取りに会社に戻って、車で自宅に向かう彼氏とバッタリ会って2ケツしてる所を見られてしまう。
俺「ヤバイな」
彼女「関係ないよ」
俺「関係無く無いよ、お前等ちゃんと別れた訳じゃ無いんだろ」
彼女「・・・」
俺「でも俺も覚悟決めたよ」
彼女「えっ」
俺「ウチ寄ってけよ」
彼女「あ・あぁ」
俺「嫌ならいいけど」
彼女「嫌じゃない」
俺「よし」
正直俺は彼女の小柄でロリロリだが胸だけは大きい身体に以前からそそられていた。
彼女をオカズにオナニーした事も何度もあった。
部屋に入るなり襲いかかる様に彼女をベッドに押し倒し、下だけ脱がしシャツはまくり上げた状態でSEXした。
普段よりもずっと早くイった。
勢いで中出ししたが1発では俺のモノが収まらず、そのまま抜かずの2発目に突入。
2発目は二人とも全裸になってじっくり時間をかけてイった。
俺「もう後には引けないな」
彼女「そうだね」
その時、俺は遠距離恋愛の地元彼女の事などすっかり頭から消えていた。
俺の気持ちは完全に由子(書きそびれたが後輩女子の名前)に傾いていた。
顔は地元彼女の裕美の方が美しかったが身体は由子の方がずっと魅力的だった。
SEXに対しても由子の方がずっと積極的だった
そうなると裕美とはキチンとケジメを付けなきゃならない。
そして次の長期連休の時、一緒に来たがる由子を説き伏せて別れ話をする決意で独り帰省した。
しかし結局、裕美に別れ話は出来なかった。
やっぱり裕美は綺麗だった。
身体は胴長短足貧乳だが顔はアイドルや女優と比較しても劣らない美人だった。
そんな女との繋がりを自ら断ち切るなんて特にモテる訳では無い俺には出来なかった。
その時の後ろめたさを持ちつつのSEXは最高の快感だった。
果たして俺は地元彼女と会社後輩との二股恋愛を続ける事となった。
それは一方に片寄る事なく続き、あっという間に俺は30歳になる。
さすがの俺も結婚を意識する様になり「どうにかしなきゃならないな」と思い始める。
由子とはローターやバイブ使ったりアナルセックスまでしていたが、
「アナルまでやった女と結婚していいものか?」とか「家柄は裕美の方が圧倒的に上だな」とか打算的な考えが頭をもたげてくる
しかしそこに第3の女が現れる
その頃、会社ではある仕事を別の部署と共同で進める話が持ち上がっていた。
担当者顔会わせの日、俺は通常なら全く縁の無い場所の小さな会議室に赴いた。
そこにいたのが入社2年目の有希。
顔もスタイルも俺好みでなんとも言えない少女っぽさを持っていた。
今迄一目惚れは無いと断言出来るが「もしかしてこれが一目惚れって奴?」と心でつぶやいた。
話をしてみるとその思いは更に膨らんだ。
どちらかと言うと男に媚びたり甘えたりが上手な裕美や由子と違ってクールな有希がとても魅力的だった。
出会ったばかりの頃、有希はなかなか俺に心を開いてくれなかったが、同郷人だという事が判明してからは急速に親しくなった。
意外な事に社会人になってからは彼氏無し、こっちの暮らしにはイマイチ馴染めないらしい。
それもそのはず彼女の実家は同郷とはいってもはずれもはずれの超ド田舎。
私服のセンスもダサかった。
おしゃれなデートスポットみたいな所も一度も行った事が無い。
それで同郷人の俺に心を開いた訳だ。
風は俺に向かって吹いている。
裕美の事も由子の事もすっかり心の中で棚上げして、俺は有希に告白する決意を固めていた。
実は俺は女性に「付き合ってくれ」と言うのはこれが初めてだった。
由子も大学時代の彼女もまず勢いでSEXで、そのままなし崩し的に付き合う感じだった。
裕美と再会して付き合った時も妹にくっつけられた様な物だった。
有希をおしゃれなデートスポットに誘い帰りの車の中で告白した。
答えはOKだった。
これでいよいよ裕美と由子の事をなんとかしなきゃならない。
しかしまたしても俺はキチンとケジメをつける事が出来なかった。
アナル、バイブ、イマラチオ、なんでも出来る由子とのSEXは気持ち良かったそんな女を手離すのが嫌だった。
裕美に対しては距離の遠さが「まぁそのうち」みたいな甘い考えを俺に抱かせていた。
実際この三股生活は充実していた。
タイプの違う3人の女とは会話もSEXもいつも新鮮だった。
この生活がずっと続けばいいと思っていた
しかしそうは問屋が卸さない、由子の事が有希にバレたのだ
なぜか有希はSEXの後に話を切り出してきた。
「向こうとはいつからつきあってるの?」
俺は顔面蒼白になった。
頭をフル回転して言い訳をした。
有希は全く俺の話を受け付けなかったが
「由子とは同じ職場で別れて気まずくなるのが恐かった」
「由子とは絶対に別れる、今日これから話をしに行ってもいい」
有希は少し納得した様な顔をした。
しかし少し時間が欲しいと言う。
「一ヶ月」それが有希の要求した時間だった。
その間、頭を冷やして考えたいと言う。
こうなるともう他の2人は切るしかなかった。
俺は有希の事が1番好きだったのだ。
由子との別れは最悪だった。
どうしてももう1回由子とやりたかった俺はSEXの後に別れ話を切り出した。
「毒喰わば皿まで」の心境だ(ちょっと違うか?)
由子は激しく逆上し俺を罵り拳で俺の顔を殴った。
小柄な由子の拳は全く痛くなかった。
由子は涙で顔をグチャグチャにして出て行った。
駐車場の俺の車のドアはベコベコにへこんでいた。
へこんだドアの写メと共に有希に報告のメールを出したが有希からの返信は無かった。
残るは裕美だが、ここでまた甘い考えが浮かんでくる。
「有希が戻ってくれなかったらどうする」
「どうせ裕美の事はバレてない」
そんな事を考えているうちに約束の一ヶ月は目前にせまっていた。
一ヶ月まであと2、3日という所で有希から電話が来た。
「小島さんと付き合う事にした」
小島とは関連会社から3年の予定で出向してきている向こうでは出世頭らしい俺の2歳下の男だ。
小島とは趣味が同じなのでうちの会社に来て1番最初に親しくなったのが俺だ。
小島は俺と有希の事は知らなかったので、以前から「付き合ってくれ」と言われていたらしい。
俺は小島に対して一瞬怒りの感情も覚えたが、同時に「小島ならいいか」とも思った。
小島はいい奴だった。
俺は裕美と別れなくて本当に良かったと思った。
もう俺には裕美しかいない、これからは裕美を大事にしていこう。
長い付き合いでもうとっくに結婚していてもおかしくない裕美と結婚に踏み切れなかったのは裕美の父親が創業社長で彼女は3姉妹の長女。
結婚したら父親の会社の跡を継ぐという話が必ず出て来ると思ったからだ。
そうこうしているうちに由子や有希が俺の前に現れた。
でも今はそんな話が出たら受けてもいいとさえ思っていた。
今度の3連休は実家に帰ろう、帰って裕美に会おう。
しかしその考えは打ち砕かれる
突然裕美から電話が来た、見合い結婚するという
30歳を過ぎて結婚のケの字もださない俺に父上があいそをつかしているらしい。
裕美は多くを語らなかったが、恐らく相手もそれなりの家柄の男だろう。
裕美は泣いて謝っていたが、それが俺にはつらかった。
俺は最後まで優しい男を演じて電話を切った。
落ち込んだのはもちろんだが出て来た言葉は「こりゃ和美(妹)に怒られるなぁ」だった。
ついに俺は独りになった。
現在38歳、彼女無し、仕事順調趣味充実。
でも最近SEXしてないなぁ