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初めての昼下がり

私は、結婚して18年経つまでは、極、平凡な妻であり母でした。
勿論、独身時代には、それなりの恋愛もし、男性経験も10人余りありましたが、格別、SEXが好きというほではありませんでした。
夫との性生活も同年代の夫婦に比べれば、多少、多いかもしれないけど、滅茶苦茶萌えるという事も無く、それなりに確かめ合う行為に成りつつありました。
変わり映えのしない仕事と家庭生活で、日々、忙しい事を除けば、取り立てて不満も無く平凡で幸せな日常を送っていました。

そんな頃、私の携帯に出会い系サイトから頻繁にメールが、入るようになりました。
最初は、私には無縁の世界だと思い、開きもせず消去していました。
でも、何の予定も無い休みのある日、ほんの興味本位で登録し、カキコミしてしまいました。
初めてのカキコミには、数え切れないほどの見知らぬ男性からのメールが、サイト経由で送られてきました。
あまりに頻繁に着信するので、着信音をサイレントにしなければ、ならないくらいでした。


当時は、今のように地域別になっていなかったようで、全国各地にメル友が出来、それなりに楽しく顔も知らない男性とメールで時めいていました。
中には、電話番号を交換して、時折、お話をする人もいました。
増減はありましたが、常時、10名程度のメル友と他愛の無い言葉遊びや時には、少しHな話題に興じました。

一年余り、そんな風に危険のないメル友遊びにハマっていました。
しかし、次第に言葉遊びでは物足りなくなり、地域別の出会い系サイトにアクセスし、新たに登録してカキコミをしました。
この時も、カキコミした直後から、数十通のメールが、送信されてきました。
その中から、興味を引いた人を数人選別し、返信しました。

何度か、サイト経由でメールをやり取りすると、皆さん、ポイントが少ないから直アドでとおっしゃるので、そんなものかと躊躇いも無くアドレス交換してしまいました。
会える距離のメル友とのメ-ルは、会いたい。
いつなら会える?という内容に、すぐに変わっていきました。

私も他所の男性とお茶くらいしてみたいなぁと思い始めた頃、隣街に住む5歳年下の男性から、熱心にアプローチされ、ついに承諾してしまいました。
お茶して、お喋りするくらいぃいわよね。
そんな軽い気持ちだったのです。

平日の昼下がり、隣街のパチンコ店の駐車場で待ち合わせました。
当時は、カメラ付き携帯が、今ほど普及していなかったので、お互いの車や服装をメールで伝え合いました。
先に着いていた彼は、私の車が入って行くと、車外へ出て手招きしました。
挨拶もそこそこに相手の車へ乗り込みました。
私は、緊張の為、ハンカチを握り締めていました。

彼に「綺麗で清楚な人だね。メールのイメージ通りだ」と言われてお世辞と分っていても嬉しかったです。
暫く、車内で他愛ない話をして「お茶でも飲みに行きましょう」と言われ「はい」と返事をしたら、真っ直ぐラブホテルへ連れて行かれました。

そんなつもりの無かった私は、驚愕し「帰らせて」と半べそで訴えました。
彼は「お互い家庭のある身で、外をうろついていたら、却って危険でしょ?二人っきりでゆっくり話しをしたいだけだよ。嫌がる女を無理矢理、犯す趣味はないから、安心して」と言って笑いました。

私は、納得したような出来ないような気持ちのまま、彼に手を引かれて入室してしまいました。
部屋へ入ったら、彼は、ジュースを冷蔵庫から出して私に勧め、隣へ座り「華奢な身体だね。綺麗な髪だね」と言いながら、髪を撫で肩を抱きました。
私は、身体を固くして下半身が密着するのを避けて、押し黙っていました。

そんな私の気持ちを解そうと、彼は、色々面白い話をしてくれました。
いつしか、私も打ち解けて話し始め、油断した隙にキスで口を塞がれ舌まで捩じ込まれました。
驚きましたが、嫌などころか、そのキスが私を陶然とさせるほど上手く、それだけで、私の股間は、熱くなりました。

そんな私の変化を見逃さなかった彼は、片手で乳房を揉みながら、片手を下着の中へ滑り込ませました。
結婚してから初めて、夫以外の男性の指が、私の中へ沈められて行きました。
私は「あっ」と小さく声を上げると、その温かく巧みな指使いに仰け反りました。

やがて、彼は、キスを続けたまま、器用に私の下半身からストッキングとパンティを脱がせると、更に優しく激しく指で中を掻き雑ぜました。
私は、キスで口を塞がれ声を殺して喘ぎました。
程なく、生暖かいものが、私の中からドバッと噴き出し、体温が上昇し背筋に電流が走ったような感覚とともに上り詰めました。

彼は、グッタリしている私を抱き上げ、そっとベッドへ下ろすと優しく微笑みながら「感度いいね。もっと、一緒に気持ちよくなりたいけど、ここまでで止めた方がいい?」と聞きました。
私は、何と答えたらいいんか分らず、目を伏せました。
その仕草を承諾と受け取ったのか、彼は、裸になり私に添い寝しました。

再び、とろけるようなディープキスをされ、私は、大人しく全裸に剥かれていきました。
彼の温かい手が、私の肌を撫でさすり、彼の頭が私の股間に埋められると、私の中から、愛液が、止めど無く滴り落ちました。
「すごい濡れ方だね。いつもなん?」
「知りません」
私は、羞恥で身体を赤く染めながら、濡れ続け喘ぎ続けました。

「声が、いいね~、そそるよ」彼は、私の髪を掻き上げ顔を覗き込んで微笑みました。
そして、ヒクヒクしている私の中へ生で挿入しようとしました。
「あっ困ります」「心配せんで。ちゃんと外で出すから」
そう言うと、割れ目を何度も上下になぞり、先をグイッと押し込んできました。
普通サイズの夫のそれとは、明らかに違う物凄い圧迫感を感じました。

「キツイね。痛い?ゆっくりするから安心してね」
言葉通り、彼は、ゆっくり先だけを出し入れし、乳首を口で愛撫しました。
膣壁が擦れて、その度に隠微な音が、静かに流れるBGMに混じって響きました。
あぁ~。
私は、夫以外の名前も知らない会ったばかりの男性の物を受け入れているんだそう思うと、私の体温は上昇し愛液を溢れさせながら、身体の奥底から沸きあがるものに抗えず、再び絶頂を迎え締め付けました。

「あっ、いけんよ。そんなに締めちゃ出ちゃう」
彼は、私の中から素早く引き抜くと勢いよく腹へ射精しました。
彼との初めて性交は、奥まで挿入出来ずに終わりました。
「あちゃぁ~。こんなに早く逝くとは思わんかった。まじで具合いいねぇ」
彼は、肩で息して力無く横たわる私に囁きました。

それから、初めてシャワーを浴びる事にしたのですが、一緒にと言われたのは断り、別々に浴びました。
これで、帰れると思って浴室を出ると、彼が、タオルを持って待ち構えていました。
私をスッポリ包むと、軽々抱き上げ、ベッドまで運び、全身を拭いました。
キョトンとしている私に「まだまだ、帰さないよ。もっと乱れる貴女が見たい」
「嫌、恥ずかしいです」
私は、布団を肩まで引き上げ、背中を向けました。

そんな私の項、耳、背中へ彼の唇が這いまわり、私は、再び、うねりの中へと引き戻され、向きを変え彼の股間へ顔を埋めました。
初めて目の当たりにする彼の物は、色白でピンクの夫のそれとは違い、赤黒くグロテスクにテラテラとしていました。

一瞬の躊躇いの後、口に分泌していた唾液を絡め、音を立てて舐め始めました。
裏筋を舐め上げ、たまを転がし、緩急をつけて唇と舌を絡めてフェラを続けると、彼の先走りの汁が口中へと広がりました。
私は、唾液の糸を引いて、上目遣いに彼を見上げると、薄目を開けて愉悦の表情をしている彼の視線とぶつかりました。

彼の目を見ながら、片手で扱き、激しくフェラすると「うぅぅぅ」と唸り声を上げ、私の肩を掴んで制止しました。
「口の中に出ちゃうよ!いったいどこで覚えたん?旦那さんに、いつもこんな風にしとるん?」
「はい」
「テクニックもだけど、顔がエロ過ぎぃ~」
なんて言いながら、彼は、私を四つん這いにすると、ゆっくり挿し込んできました。

「ひぃぃぃぃぃ、痛いっ!止めて!」
「き、きついぃ。頼むから力抜いて!」
私が、深呼吸して力を緩めると、彼は、無理せず半分くらい挿入したまま軽く抜き挿ししました。
ヌチャヌチャと隠微な音をたてながら私の中から、液が溢れ出て、太腿を伝うのが分りました。

頃合を見計らって、今まで浅い位置で、抜き挿しを繰り返していた彼が、一気に最奥へと貫きました。
「グゥェェェ~」
私は、獣じみた声を張り上げ、逃れようとしました。
しかし、彼にガッチリ腰を掴まれて激しく律動されると、深い所から駆け巡る快感に、我を忘れて自らも腰を振りまくりました。

やがて、口中に酸っぱいものが立ち込め、激しい痙攣を起こし絶頂を迎えました。
そこから先、彼は、泥人形のようになった私をあっち向きこっち向きと体位を換えて突き回し、ようやく「うっ」と短い一声を発して私の臀部へ放出しました。

ドサッと私の横へ寝転がった彼が「めちゃ気持ち良かったよ。初めてやのにピッタリやね?」と私の絡まった長い髪を手で梳きながら言いました。
それから、彼は、私を抱き上げると浴室へ連れて行き、放心している私の全身を丁寧に洗い流してくれました。
タオルで拭き取られている間も私は、人形のように突っ立っていました。

再度、私を抱き上げ、ベッドへ運ぶと、がっしりした腕で私を抱き締め、四方山話をしました。
いつしか、二人は、抱き合ったまま眠りに落ちました。

先に目覚めたのは、私の方で、そっと彼の腕を外して、ベッドを降り、化粧直しと身繕いを済ませました。
改めて、薄暗い部屋を見渡すと、先ほどまでの痴態を思い起こし、一人赤面しました。

そうこうしていると、彼も大きな伸びをして起き上がり、私の隣に座ると、抱きついて舌を絡めてキスしてきました
「僕ら、めちゃ相性いいと思うんだけど。付き合ってもらえん?」
「・・・・」
「ええでしょ?他のメル友には、会わんでよ。大事にするから、僕だけにして欲しい」
「あのぉ、私、会ったメル友は、貴方が始めてです。なのに、こんな事になってしまって、戸惑ってます」
「そーなん?やったね!誰にも渡さないよ」

再び、痺れるような心地よいキスをされて、セフレになる事をあっさり了承してしまいました。
これが、私の初めての浮気でした。
この日から、半年余りの間、月に二度のペースで彼との逢瀬を重ねました。
ずっと続けていきたいと言ってくれていた彼との別れは、私の浮気の浮気が、原因でした。
一度、タガの外れた私は、サイト遊びにのめり込んでいってしまったのです。

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THEME:エロ体験談・告白・官能小説 | GENRE:アダルト | TAGS:

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