彼は息子の親友
息子は、自分の親友が、大手ディーラーに勤めているので、そいつから買ってやって欲しい、と頼まれました。
そのディーラーに行き、事前に連絡してあったのでしょう、親友の雄介君を介して、車を乗り換えることにしました。
試乗も彼が隣に座ってくれ、なんだか教官みたいな雰囲気でした。
それからも、何度も、車の具合はいかがですか、と連絡をもらったりしていました。
何度か、自宅にまで来てくれ、息子との今まで付き合いのことや、息子の知らない面を教えてくれたりしました。
なんだか彼がとっても大人で、青年に見えて、頼もしく、信頼し、いつしかすっかり溶け合う様な雰囲気になっていたのです。
私は、ある開業医で看護婦をしているのですが、離婚して2年。息子の大学進学とともに、一人の女に戻っていました。
友人には男性を紹介されることもありましたが、踏み切れませんでした。
友人の中には、若い男の子とお付き合いしている友人もいました。
少しうらやましいと思いましたが、仕事に没頭していたのでしょうか。
自分で言うのも変ですが、私のチャームポイントは、右の頬にだけ出来るエクボ。
あなたなら、素顔でも街の中を歩けるわよって、友人からも言われたりします。
でも・・・
ある日、帰ってくると、封書が届いていました。
私の好きな絵画の展覧会の広告でした。
手紙が添えてあり、休みに一緒に行きませんか?・・・と書いてありました。
彼の携帯番号は知っていたので、後日、彼に連絡していました。
梅雨が始まったその日、私は出掛け、彼の車に乗り込み、少し遠いドライブをして、美術館に行きました。
充分に満足できる時間を過ごし、外に出ると、激しい雨が降っていました。
車は離れた駐車場。私には、日傘だけ。
彼が雨の中車を取って来るって言ったのですが、私は、日傘を広げ、彼と相合傘で車まで戻りました。
ビショビショになり、車の後部座席に入りました。
必死にハンカチで彼の髪を拭いてあげました。
彼も、ハンドタオルで、ブラウスの上から私の肩や背中を拭いてくれました。
薄いピンクのブラが、ブラウスに張り付いていました。
いきなり、大きな雷・・・私は、彼に寄り添い、キャーと声を上げてしまいました。
彼は、優しく濡れた私を抱きしめてくれました。
しばらくじっとしていると、また雷。
「いい香りがします」と彼。
私は、少し赤面していました。
今後どうしたらいいか考えました。
とりあえず、・・・ホテル・・・
彼の車が雨の中、ゲートをくぐりました。
私が先にシャワーを浴びて、バスタオルで戻ると、彼がシャワーへ。
私は、肌寒さも覚え、お布団の中に入り、心地いい気分の中、眠ってしまいました。
まさか、の為に、一応・・・パンティだけは履いていました。
私が目を覚ますと、彼はソファでくつろいでいました。
「帰りましょうか・・・」と彼。
え?・・・何とか服も少し乾いた様だし・・・
その日は、そのまま帰りました。
なんだか、不思議な体験でした。
送ってもらって別れ際、「気持ちよさそうに眠っていたから、何も出来ませんでした」と彼。
その後、私から、お礼にと、夕食を誘いました。
彼と素敵なホテルの最上階で、ワインも飲みました。
帰り、少し酔いが回って来た私を、エレベーターの中、二人きり。
彼は、私の唇に重ねてきました。目を閉じた私。
「少し、今夜は遅くなってもいいかな?」と彼。
私は、彼を見詰め、コクリと頷いていました。
少し街の裏路地を歩き、ホテルへと・・・
何て素敵な、なんて優しい愛撫なんだろう・・・
今まで抱かれて来た経験の全てが、彼の愛撫で全て否定されるほど・・・
何度、女の悦びを感じさせてくれただろう・・・
私のその部分を、どれだけ時間をかけて愛してくれたのだろう・・・
二度目は、背後から深く・・・
女として、彼の為にいつまでも綺麗でいたいと思いました。
彼好みの香水、ピアス、アンクレット、彼からプレゼントしてもらいました。
彼好みの女に変身しました。
お盆には、お泊りも出来ました。
エレベーターの中、人気ない所日傘の中で、彼とキス。
背後から抱き寄せられ、スカート越しにパンティラインを撫でられ、もう立っていられない私。
部屋に入り、抱かれました。
若いってことは、こう言うことなんだ、と分かる位、何度も、抱かれました。
こんな恋もあるんです。私は真剣に、彼を見ています。
最近、彼との会話の中で、子供が好きなんだ、と彼が言います。
私もまだ現役だし、彼の子供を産みたいって、真剣に考えています。
今後の私達、もっと彼を大事にして、彼の女でありたい。そう思います。