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Author:wao
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初めての浮気【女性体験談】

仕事が退けたあと、食事に誘われて、帰りに車で送ってもらう途中の出来事。
生まれて初めて好きな人を裏切りました。
可能な限り思い出して書くつもりなのです。

相手は、当時30歳で私より7つ上。Kさん。
取引先の担当ですごく仕事できる人。独身でした。

以前から、たまに食事に誘われたり、お酒の席に呼ばれたりというのはあったのですが、二人っきりはなかったし、この日もそうでした。

車で送ってもらうのも何度かあったけど、いつも別になにもなく、こっちに彼氏がいるのは向こうも知ってたので、いつも遅くなる前に帰してくれたし……そんな感じだったので、少し油断してました。

路肩に車を止めて、自販機でお茶をおごってもらい、そのまま話をして。
恋愛話になり、カレ氏の浮気などで悩んでることをつい喋ってしまった。
そのうち妙な雰囲気になったというか、相談に乗るフリをされて、巧みに雰囲気を作られて…。



Kさんに恋愛感情は持ってませんでしたが、仕事では頼れる人として好意は持ってたし、彼のことでヘコんでいた時期だったので、「このまま口説かれたらどうなるんだろ」なんて考えてしまった。
少し投げやりでした。
私は、一人にのめり込むタイプで、今まで男関係で遊んだことがなくて、その反動があったのかもしれません。

「○○さんも、カレへの仕返しで浮気してみたら?」
と言われ、シートベルト外してたので、あっという間に抱き寄せられキスされました。
振り向かせ方、唇を重ねるタイミングが上手で、強引だけど無理やりっぽさを感じないキス。
女性の扱いになれているのだと思います。

「やめてください」と抵抗したのですが、迷いがあって、拒みきれなかった。
「抵抗したいならしてもいいけど、絶対に抱くから」って真顔で言われドキッとしました。

適度に強引なのと目力に弱いので、正直胸がときめくのを感じました。
今考えると強引というより脅しですけど、言葉とは裏腹に、抱き寄せる手は乱暴ではなく、触れる指先は優しかった。
逃がさない力加減を心得ているみたいな……。

ついばむような軽いキスを何度も繰り返されて、少しずつ私の唇も開いていきました。
それでも理性を保たなきゃと思って、
「あたしまで浮気したら、●●くんと本当に壊れちゃう」と突き放そうとしたら、
「彼を気にかけたままの○○さんとしたいな。そのほうが燃えるし」と返されました。

ずっとあとで聞いたのですが、彼氏の話を持ち出した時の私の反応を見て、“煽れば乱れる”と思ったらしいです。
このあと、本当にそのとおりにされてしまうのですが。

Kさんがソフトタッチしながら、わざと彼のことを思い起こせるようなことを口にしてくると、背徳感が湧き上がってきて、踏みとどまらなきゃって気持ちがどんどん薄れてくる。
わかってたことだけど、スキンシップに弱い。

「スイッチどこ?」って言いながら、
ブラウスの上から胸の先っちょ探り当てられ、声を押し殺せなくなって。

『敏感だね。声、出ちゃうタイプなんだ?』
『感じ始めると目が潤むんだ。すっげーそそる』
『カレとするときもこうなの?』
『ヤられたいって顔してるよ』

えっちい言葉を次々に投げかけられて、少し泣きそうになったけど、口ではイヤイヤ言ってる自分と、心の中で流されてもいいと思ってる自分がいました。

体目当てなのは感じましたが、Mっけの強い私は、意地悪言われながらの愛撫が、ツボに入ってしまって。
正直、好きじゃない誰かと……と考えたことがないといったら嘘。
貞操観念が崩れたら、自分が流されやすい女だということに気づいてしまった。

再び抱き寄せられ、キスされたときに、私からKさんの首に抱きついて応じてしまいました。
もう、トロけそうで。
というか、体も心も完全に溶けてしまった。オチました。
はっきり、Kさんに抱かれたいって思った。

それから、いいように体を触られて、
「そんなにエッチな声で鳴いて、イヤ、ダメはどこいったの?」って煽られた。
スカートの中まで手が伸び、ストッキング越しに敏感なところまで侵入を許してしまい。手を頭の上に拘束されてなすがままです。
足を開いて受け入れている自分をただジッと見てた。

「見て。カレ以外の人にクリ攻められてるよ?こんなこと許していいの?」
容赦なく指を使われて、腰が跳ねてしまう。
イク寸前まで追い詰められ、ホテルに行くことを承諾させられました。

着くまでの間も、『意地悪されるの好きでしょ?』
『30分後には俺の上で腰振ってるかも』とか、たっぷりいじめられました。
囁かれるように言われると、弱い。
Kさんも、それがわかったみたいです。

「彼女じゃないから手加減しないよ」
って台詞が怖かったけど、なにをされるんだろう? ってドキドキした。
部屋に向かうエレベーターの中でも抱きしめられて。
わざとかわかんないけど、私の体にアレが当たって、すごく硬くなっているのがわかりました。
強く求められてるってわかり、「これからKさんとするんだ」ってイヤでも意識してしまった。

部屋に着いてから、Kさんが先にシャワーを浴びて、私は待つように言われました。
帰るチャンスかも、と考えながら、携帯に彼から連絡が来ないか待ってた。

夜勤なのでメール一本来るわけないのはわかってるのですが、カレが浮気したときは、どんな気持ちだったんだろう、と考えてた。
私に対する後ろめたさとかあったのかな?
それとも、単純に他の女の子としたかっただけなんだろうかとか。
腰を上げることはできず、時間だけが過ぎていって。
結局、Kさんに身を任せたい気持ちが勝ってしまった。

Kさんがお風呂場から出てました。
立ちあがるように言われ、抱きしめられてキスされた。
フレンチからはじまって、私の反応をうかがうように時間をかけてから舌を絡めてきて。

やっぱりキス上手いなって。
私も自然に反応してしまった。
すごく長い時間キスしてたと思う。
スキンシップではない本気の愛撫に、全身の力を奪われていく。
立っていられないくらい。

「車の中でいい匂いがして、我慢できなかった。どんなふうに乱れるか楽しみ」って言われた。
「あたしKさんを見る目、変わりそう」少しだけ湧き上がった軽蔑感を、正直に口にしました。

「お互い様だろ。もっと気の強い子だと思ってたけど。押しに弱いと知ってれば、もっと早く迫ったのに」
「お尻ちっさいよね」って、撫でられて、ピシャッて叩かれた。

そっか、なんでもないフリして、そういう目で見てたんだ。
男の人ってわかんないな。

シャワー浴びさせてくれないっぽいので、ちょっとイヤがったんだけど、
「フェチだから、どうしてもスーツ着たままの○○さんとしたい」って言われて、そのまま。

ベッドに移ってから、「買ってあげるから」と言われ、ストッキングも破られてしまって。
こんなのいやって言ったけど、ホントは乱暴されてるみたいでちょっと興奮しました。

「彼氏に悪いと思ったら感じちゃダメだよ」そう言われても、我慢できなくて。
カレの顔は浮かぶけど、“ゴメン”とか全然考えられない。

休みなく体の色んなところを、同時に触られて、声を殺せずに身をよじるしかなく
「弱いところだらけだね」と囁かれました。
言葉でも責められてどんどん淫らな気持ちが増していく。

いきなりストッキングの破れ目から、下着をずらされてしまい、
「ドロドロになってる」って言われた。
空気に触れたら、自分でも信じられないくらい濡れてるのがわかりました。

それとライナー使ってるのがバレて、剥がされた。恥ずかしかった。
脚を少しでも閉じると、力強い手でこじ開けられる。
大事な部分を見られたことも、おもちゃにされて濡らされたことも悔しかったけど、溢れるのを止められない。

「鏡を見て」Kさんの腕の中で翻弄される私が映ってた。
後ろから抱えられ、しなだれて、体を預けてる。
たくし上げたスカートの中を弄ぶように、Kさんの指が踊っていて、絶え間なく喘いでいる私をジッと観察してるのがわかりました。
ローブを着たKさんと、着乱れた私。
対比がひどくいやらしくて、思わず見入ってしまった。

Kさんの指先が私の顔を撫で、唇を割って指が侵入してくる。
愛する人にするように、Kさんの指を吸い、舌で転がして甘く噛む。

「本気になってきたね」とKさんが言いました。
膝立ちになるように促され、向かい合いながら、さっきよりも深く唇を求め合いました。「キス、好き?」
「うん。チュー、弱い」
仕事での関係はすっかり崩れてしまって、いつしかKさんに甘えてる。

キスをしながら、Kさんがローブを脱いで裸に。
逞しくって、正直、カレより色濃いオトコを感じた。
手を導かれ、Kさんの股間に触れました。
もう、すごく硬く、大きくなってた。熱かった。
これで貫かれるんだ、って思った。

Kさんも、私のあの部分に指を触れる……
自分ではよくわからなかったけど、パンツがぐっしょり濡れて「冷たくなってる」って言われた。

互いの大事な部分を確認しあいながら、またどちらからともなくキスをかわす。
舌と舌を絡め合う音と、私の蜜の音。
二つの湿った音が交わって、耳を刺激する。

とにかくキスが上手くて、頭の中がぼーっとなる。もっと欲しくなる。
せつなくなってきて、私からKさんの首すじに唇をあてがって、ボディキスをしました。
もう、止まらなくなってた。
「思ってたより、ずっとやらしいんだね」
堕ちた私を見て、Kさんが言いました。

Kさんがゆっくり立ち上がり、気が付くと、前に跪いている自分がいました。
何をさせる気かわかったけど自然にそういうカタチに……。
今までその人との初エッチでは口でしたことなかったので、そう伝えました。
そしたら、「そんなの関係ない」って。
口元に突きつけられて、拒めなかった。

「いつもするようにして」と言われ、観念してそのとおりに……
優しく髪を撫でられながら、手と口でKさんを愛しました。

最初は目を閉じてしてたんだけど、Kさんが切なそうな吐息を漏らすのが気になって、ふいに見上げると、私をじっとみつめてて。
恥ずかしくて、顔を背けたら、「ダメ、してる顔みせて」って、頬に押し当ててきた。

無理っぽく口に押し込むようなことはせず、私が自分から唇を開くの待っているみたいで、仕方なくまた口に含みました。
「こっち見ながらして」
視線を痛いほど感じながら見上げる。
見下ろされてるのが屈辱的だったけど、逆らえずに従っていると、次第に倒錯感が増していく。

「すっげーやらしい目してる。○○さん、フェラするとメスになるんだ」
もう頭の中がぐちゃぐちゃでした。
とうとう、その瞬間が……

ソファーに連れて行かれ、腰をかけた状態で脚を広げられました。
「入れるよ。覚悟できた?」問いかけに返事はしなかったと思うけど、どうしようもない切なさに心が支配されていて。

Kさんがゆっくり浸入してきて、奥まで届く。
やだ、って反射的に口にしてしまったみたい。

「イヤなの? もう根元までいってるよ」
言われた瞬間、背中がぞわっとした。
自分でも、わかる。いつもと違う感じがする。
彼じゃない人に征服されてる後ろめたさと、満たされた感覚でおかしくなりそうでした。

ゆっくりゆっくりKさんが、私を味わうように、焦らすように動き始める。
ただ激しくされるより、ずっと好き。
私の髪を両手で撫でながら、じっと見つめてきて、私も見つめ返す。

「キスして」っていわなくても仕草でわかってくれる。
自分から唇を開いてキスを待ってる。

Kさん、エッチ上手すぎる。
溺れる私を見て「感じてくれてうれしい」とKさんが言いました。

私はいっぱいいっぱいなのに、どうしてそんなに余裕なんだろう。
不思議で仕方なかった。
私の中、気持ちよくないのかな。
とか、余計なことを考えてしまった。
聞こうかと思ったけど、Kさんにも気持ちよくなって欲しいと思ってる自分に自己嫌悪して、黙ってた。

突然「今、誰のオンナなの?」って問い質されて。
答えずにいたら、一突きされて泣かされた。

「ほら、見て。俺が刺さってるよ」
「やだ……Kさん、エロすぎだよ……」
「好きでもない男にアソコ楽しまれちゃってるね、ほら」繋がっている部分を見せ付けられて、じっくり何度もかき回される。
Kさんが埋めるてくるたびに、やらしい音がしてた。

下着をつけたままなのも卑猥で。
ソファーに移動したのは、見せ付けるためだったのかも。
ホントに楽しまれてる、弄ばれてる、って思うと胸が苦しくなった。
視覚でも音でも言葉でも、気が遠くなりそうになるくらい背徳感を煽られました。

「ほら、誰のオンナかちゃんと答えて」
「い、いや」
また急に深く打ち込まれる。

私を翻弄したいときや質問の答えを言わせたいところで、わざとピッチを上げてくる。
不意打ちされて、私が高い声で乱れる。

「お願い。意地悪しないで」
「彼女じゃないから手加減しないって言っただろ」
「……」
「今は、誰のオンナ?」
諦めて、「今はKさんに抱かれてる」って答えました。
Kさんは満足したのか、「ベッドでしよ」と、私をだっこしてくれました。

それからも卑猥なことを言われたり、裏切りの言葉を口にさせられつつ、ゆっくりと互いの体温を確かめるような、今まで無かったくらい密着度の高いSEXに溶かされてしまった。

Kさんの上になったとき、「さっき言ったとおり、腰振ってる」そう言われて、恥ずかしくて死にそうだった。
でも言葉でいじめるけど、強い口調ではなくて、不快ではありませんでした。
キツい命令調だったら耐えられなかったと思う。
やさしく囁くように意地悪してくるので、たまらない気持ちになる。

言葉でいじめたあとも、
「頑張って言ってくれたね」とか、フォローしてくれるし。
いじめられっぱなしじゃないから、気が緩んでしまう。

行為も、私を追い詰めるとか、Kさんがイクとき以外はそれほど激しいって感じじゃなかった。
自分本位にするのじゃなくて、私に合わせて雰囲気を作ってくれてるのを感じました。

繋がったままお話しして、何度もキスして、無言で長い時間舌を絡め合って、またお話しして。
不意に荒々しくされると、ねじ伏せられるような気がして、なおさら溺れてしまう。
体験したことのない時間でした。
私が寸前まで高まっていることがわかったのだと思います。

「後悔してる?しても遅いよ」急にマジ顔でスパートかけてきて。
罪の意識が一気に膨らんで、はじけてしまった。
怖くなって「やだ」って身をよじったら、強く押さえつけられた。

快感に抗えず、カレとは違う男の人の腕の中で、ついに果ててしまいました。
耳もとで「イッた?」と囁くのが聞こえてきました。
答えませんでしたが、ヤバイくらい深く達したことで涙がこぼれてきて。
Kさんはまだイッてなかったんですけど、
「落ち着くまでシャワー浴びよう」と言われて、お風呂場へ……。

おっぱい隠してたら、「イマドキの女子にしては恥ずかしがりだよね」って手をどかされた。
それから、シャワーで汗を流し、私をなだめるように、仕事のこととか割とフツーのお喋り。
体を洗ってもらうときに、「縦ベソだ」っておヘソをツンツンされました。

私が落ち着きを取り戻したところで、「おいで」って言われて抱っこされて、Kさんと再び繋がりました。
愛する人とする一番好きなカタチなので、複雑な気分だったけど。

そして不意に「さっき、イッたよね?」と聞かれて、ついに認めてしまいました。
「彼氏と比べて、どうなの?」
「……」
「答えて」
「どうして彼のことばっかりいうんですか」
「○○さんが濡れるから」
「やめて、おかしくなっちゃう」
「おかしくなるくらいいいんだ?」
「ヤバイくらい感じてる」
って、言ってしまった。

服を着ていたさっきと違い、濡れたカラダが密着して、ぬるぬるが気持ちいい。

「“Kさん、いいよ”って言って」
「Kさん、いいよ」
「彼氏より?」
「……」
「どうなの? 教えて」
「……●●くんとするよりいいの。すごく感じる」
「今日はゆっくりして大丈夫なんだよね?」
「………………」

数瞬ためらったけど、結局私は頷いてしまいました。
それから、彼とのこと、男性経験、私がどうされるのが好きか白状させられました。
過去の経験を聞かれることは、誰でもあると思います。

新しい人に元カレのことを聞かれても、それまでは「嫉妬されたらやだな」くらいにしか思わなかったです。
でも浮気相手に、現在進行形の恋人との営みを問い質されるのは、恥ずかしさと後ろめたさがない交ぜになって、この時間が一番精神的に辛かった。

とくに男の人のアレを飲んだことがあるか、執拗に聞かれました。
私に飲ませたいんだ、って思った。
私がイヤだと思うことはしないで、とお願いしたら
「“絶対イヤ”ってことを教えてくれたら、それはしない」と約束してくれた。
「もう出したい」って、後ろ向きにされて、激しく揺さぶられ、Kさんも昇り詰めました。

またベッドへ移動しました。
今度は、私もKさんの愛撫に自然に応えました。
Kさんの股間に手を伸ばして、いつの間にか互いの大事な部分を愛し合う形になってた。

長い間、無言でそれぞれを味わって。
やがて指と舌で追い立てられ、我慢できずに、私のほうから「欲しい」と口にしてしまった。

「素直になったね」
優しくキスしてくれるKさんを迎えて、疼いた部分を深く埋めてもらいました。
またスローテンポのSEX。
お互いを会話と行為で確かめ合うのが心地いい。

「髪、触ってばかりいる」
「好きなんだよ。いい匂いするし」
「髪フェチ?」
「だね」
「お尻とスーツもフェチ」
「スーツってか、着てすると萌える」
「コスプレ好きなんだ」
「仕事のときのままの○○さんがフェラしてて興奮した」
「……あれは意地悪すぎ」
「あのまま口の中に出したかったな」
「ほんとは、あたしに飲んで欲しかったんでしょ」

悪気はなかったのだけど、Kさんはムッとした様子で、「今度、飲ませる」って。
私は「いや。絶対」とかぶりを振った。

今度ってことは、これで終わりにしないつもりなんだ。
Kさんは心の中を見透かされて怒ったのか、意地悪モードになってきて。
アレを引き抜いて、また入れてくる。

「入る瞬間、すごくいい顔する」って。
何度も何度も繰り返された。
「遊んじゃダメ」そう言っても止めてくれない。
「可愛いのが悪いだろ」って。

ゆっくり侵入してきたり、入ってこなかったり、あてがったところから一気に突き刺してきたり。
じれったくって泣きそうになってきて。

気がついたら、「抜かないで。そのままして」って素直にお願いしていました。
「また俺の前でイキ顔晒したいの?」
強烈な一言でした。
言われた瞬間、全身に怖気が走った。
このときは絶対忘れられないです。

Kさんが動き出したら、頭の中が真っ白になった。
「今度はごまかせないよ」と言われました。
「調教されてる気分はどう?」
「調教なんて、そんなこと」
「誰が見たって調教中だろ」

カラダの相性とかよくいうけど、確かにそれはあるのかも。
自分のMっけはわかっていたけど、こんな感じでいじめられると、我を忘れてしまうのだと、はっきり気づいてしまった。

この関係に溺れたらヤバイと、何度も脳裏をよぎっては、快感に打ち消される。
激しくしてこないじれったさにハマってる。

「いいの……当たる」
「●●くんのより大きいから当たるんだよ」
「……」
「大きくないの?」
「…大きいかも」
「大きいの好き?」
「わかんない、そんなの」
「わからないのにいいんだ?」
「あたしが彼女じゃないから、いじめるんでしょ」
「彼女にしたら、もっといじめる」

私からキス。
キスしてる間は意地悪言われないから。

たまに重たくピストンされて泣かされる。
そんなことの繰り返し。
昇りつめたいのに、焦れた動きで高まったままが続いてる。

ついに理性の糸が切れてしまって、
「あたし、ダメになりそう」
「イキたいの?」
はっきり口にしたくはなかったので、「辛い」か「限界」か、そんなことを伝えた気がする。

「じゃ、終わりにしようか。最後にイッていい?」
「好きにして」って答えた。

四つんばいになるように言われて、さっきイッたときも後ろだったし、Kさんバックが好きなんだって思った。
さんざん抱き合ってなんだけど、、、

こんなに明るい場所で、初めてする人に無防備にお尻を差し出すのは、そのときでも抵抗がありました。
全て晒してしまったと思ったら、顔から火が出そうだった。

「彼氏より大きいものでイカせて、って言って」
「意地悪しないで。我慢できないの」
「好きにしてって言ったろ」
「やだ。絶対言わない」
「強情だね。フトモモまでたれてるのに」
「やだ、そんなところ触らないで」
「言うまで止めないよ、ほら」
「あたしが本気でイヤがることはしないって約束した」
「言って楽になれよ」

羞恥心と屈辱感でどうにかなりそうなところに、追い討ちをかけられました。
「言わないと、俺に狂わされたこと、みんなに話すよ」
もう、本当に頭がおかしくなりかけて、今にも負けてしまいそうだったけど、
「これ以上されたら、Kさんを恨む」って言ったら、やっとやめてくれた。

Kさんは「ゴメン」って背中にキスしてから、私の中に入ってきました。
最後はすごく激しくて、壊れそうなくらい手加減無しでされました。

彼氏のことなんて頭から飛んでいた。
腰をつかまれ肩を押さえつけられて、髪まで引かれて。
逃げたくても逃げられず、強引にイカされて、イったあとも続きました。

息が出来ないくらい苦しくて、辛くて。
こんなSEXがあるなんて、思わなかった。
私は乱れ泣いて、グシャグシャになってた。
どのくらいの時間かわかりませんが、体感ではとても長かったです。

「もう無理。許して」
ってお願いしたのに、Kさんがイクまで止めてくれませんでした。
行為が終わったあと、しばらく放心状態で、
正直に「こんなの初めて」って漏らしたら、髪の毛をクシャクシャに撫でられました。

それから、シャワーを二人で浴びました。
Kさんが私にシャワーをかけながら、知られてしまった感じるポイントを撫でてきて。

ダメ、もう終わりって言っても、メロウなキスに阻まれてしまう。
こすりつけるように抱き合って、互いを感じ合うタッチ。

終わったはずなのに、余韻を体に刻まれて、疼かされてしまう……。
本当にヤバイ人と関係を持ってしまったと思った。

「またしようね」
「……彼に悪いから」
「俺のがいいって言ったクセに」
「無理やり言わせたんじゃないですか」
「俺にイカされた」
「やめて」
「彼氏じゃ届かないところに当たるって言った」
「そんなこと言ってない」
「もう許してって泣いた」
「やめてってば」
「○○さんの正体、暴いてやった」
「……」

何も言えなくなった私のあそこを触って、
「ほら、言葉で責めただけで濡れるMだ」
Mだとか調教だとか言われて、私、ホントにそうなのかなって……。

MっぽいとMでは、かなり違うと思うので。
言われてショックでした。
浮気したことも後悔だけど、M認定されたことも引きずってしまいそうで。

悶々とした気持ちのまま、ホテルを出る頃には空は明け始めてました。
長い時間Kさんのそばにいたんだと、改めて思いました。
帰りの車の中で私が無口だったので、
「ちょっと無理しちゃったかな」って謝られました。

可愛かった。またこうして会いたい。
今の彼と別れたら、自分と付き合って欲しいとも。でも、嘘ですよね。
雰囲気に流されて浮気するような女だとわかって、なのに彼女にしたいなんて。
冷静になったら、疲れたのと罪悪感がひどく重くて、会話をする気力がありませんでした。

彼氏の浮気で悩んでた自分が、逆に流されるままに浮気して、快感に負けて溺れて。
それどころか、カレを裏切っている気持ちを媚薬にして感じてしまった。
されたこと、言われたこと、言わされたこと、自分から求めてしまったこと。
それが頭の中を巡って離れずにました。

「気持ちの整理ができたら連絡しますから」とだけ言って、車を降りました。
Kさんと肌を重ね合わせていた間も、帰りも、携帯に彼からの連絡がなかったことだけが救いでした。

直後に、彼氏とは別れました。向こうが浮気を認めて、
「相手の子のこと好きになった」って。

泣いた私を慰めてくれたけど、悲しいから泣いただけじゃなくって、正直ホッとしてしまった、そんな自分が情けなくて泣いた。
私は、結局カレを裏切ったことは伝えられずじまいで。

友達も私が「捨てられた」と思い込んでしまい、友人間で少しゴタゴタがあって、それも気が重かったです。
普段気が強いふりして、肝心なところでジメジメしてる。
耐えられず、自分からKさんに電話してしまいました。

カレとお別れしたこと、裏切ったことを伝えられなかったこと。
彼だけが悪いわけじゃないのに言い出せなかったこと。
Kさんのマンションで、全部話しました。

「苦しめちゃったね」そう言って、ハグしてくれた。
たまらなくなって「一緒にいて」ってお願いしました。

おもちゃにされてもいいと思った。
でも、その日は静かに愛してくれました。
それから、Kさんと一緒にいる時間が増えました。

事情を少し知っている人には、彼氏彼女関係と思われてたけど、私はそう思ってなかったです。
彼のオンナであったとは思う。でも、彼女じゃなかった。
Mだって決め付けられて、酷いこともされました。

怖かったのは、要求がエスカレートすること、それを受け入れてしまうこと、受け入れて当然のように振舞われることです。
環境になれたり感覚が麻痺すると、大事なものを失うような気がして、それはイヤだった。

ずっとMっけがあると自分でも思ってたけど、本当にMなのかわからないです。
っぽいってだけで、違うんじゃないかと思うこともある。
他人に相談できないし、これだけは今でもわかりません。
普通以上M女未満の、Mだと思う。プチM。たぶんM。

私は、スポーツするようにエッチできないし。ペットでもないし……。
ベッドで支配されたい欲求もあれば、灯りを消した部屋で普通に肌を合わせたい夜だってある。

好きになったら抱かれたい。
Kさんとは順番が逆になったけど関係したら好きになってしまう。
でも、彼は一人の女で満足できる人じゃないし、私もこの人とは無理だと思うようになった。

半年後、Kさんが異動になり、私も関係を清算するつもりで転職しました。
連絡が来ても無視して、しばらく会うことも無かったのですが、次に失恋したときに一度、マンションに行ってしまったことがあります。
「自分から来たんだから」って、メチャクチャにされた。
凄く後悔して、もう二度と会わないって誓った。

それがKさんと会った最後。
感情的には、もうとっくにKさんから卒業してますが、体が寂しいとき、ふと思い出して、一人慰めエチしてしまうことはあります。
自分でもだらしない女になったって思う。
昔のオトコ関係なんて、たいがい忘れてしまうけど、これは無理。
色んな意味で自分を知った夜だったから。
忘れようとしても忘れられない。

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THEME:エロ体験談・告白・官能小説 | GENRE:アダルト | TAGS:

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